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[ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜
日時: 2009/10/02 19:11:36
名前: 忠タロウ+その他の皆様

忠「…さて、この作品も第二幕を出す事となりましたが…」

ハヤテ「で、何故僕がここに呼び出されたんですか?」
忠「もちろん、ゼロム君達が最初に行く異世界ですから♪だって、同じ不幸体質同士気が合いそうですから…これはもう、決定事項です!!!」
ハヤテ「…ハア…そうですか…。 (なんか、複雑な気分…)」

ルイギ「だがその前に、ゼロムと俺らがヴァ―ミリアで[アポカリプス・ナイツ]の送り込んだ先遣部隊との初戦闘が!!」

テンバ「はてさて、どないなるんやろか…?」
シェリー「…それでは…」
ゼロム「[ディスガイア・オルタナティブ]第二幕の…」
『スタートですっ!!!(だ!!)(や!!)』
シェリー「…すた〜と〜…。」

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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.72 )
日時: 2009/11/01 21:14:06
名前: カイナ

レオ「……」

レオは笑いながら話を聞いていると僅かにその表情を変え、何かに気づいたような表情を僅かに浮かべると茶を飲み干して席を立った。

レオ「悪い、ちょっと便所行ってくる」
メリオル「あ、うん」

レオの言葉にメリオルがそう返すとレオは部屋を出て行き、ドアを閉めた後きょろきょろと辺りを見回すとトイレとは逆方向に歩いていく。そして誰にも聞こえないよう呟く。

レオ「さっき一瞬感じた時空の乱れは確か庭からだったな……少し調べとくか」

レオはそう言うと誰にも気づかれぬように窓から外に出て庭の一角向けて歩き出した。
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.73 )
日時: 2009/11/01 21:31:37
名前: ハイパーカイザー

スカイ(・・・とにかく悩むのは後だな、今は・・・)

そう思うとスカイは席を立つ。

ソウル「どこ行く。」
スカイ「便所。」

そういうとスカイは部屋を出る。

スカイ「・・・レオのやつ、どこ行った?」

そう、先ほどレオのわずかな表情の変化を一瞬だけ見たスカイは、直感的に何かあると感じたのだ。

スカイ「向こうか・・・何があるやら。」

そういうとわずかにあいていた窓を開けて外へと出て行った。
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.74 )
日時: 2009/11/01 21:35:48
名前: 忠タロウ+その他の皆様

プリニー3「ぎゃああああああああっス!!」
レオ「んなっ!?危ねっ!!」

そこにいきなり一匹のペンギンのぬいぐるみ―プリニーが猛スピードで飛んで来た。それをレオは持ち前の身体能力で回避する。

ゴンッ!チュドォオオン!!

プリニー3「…フ、フィアリス様…ひ、どすぎる…っス…ガクッ。」

そのまま庭の木にぶつかり、その衝撃で爆発し黒焦げになったプリニー。これは彼等の運命(さだめ)であるとしか言いようがない。

レオ「…一体誰の仕業だ?…返答次第では…」
フィアリス「申し訳ございません。何分、この世界には初めて来たばかりですので…。ところで、貴方様のお名前は?」
レオ「…[相手に名を訪ねる時は自分から]ってのが、礼儀だろう?」
フィアリス「それもそうですわね?…私は[フィアリス=エンピール]、夢魔族とヘルハウンド族のハーフにして爵位持ちの悪魔ですわ。」




ゼロム「な、何だか聞き覚えのある爆発音だったけど…」
ルイギ「ありゃあ、プリニーだな。あいつら、こけたりしただけでもその衝撃で爆発する体質だからなぁ?誰かが投げたか、それとも…」
テンバ「そういや、さっきは気づかんかったけどわての次元鏡にも転移の反応があったんや。」
ラキウス「…この魔力…どうやら、魔族ですね。それも爵位持ちの…」

ゼロム「…とても嫌な予感がする…。」

自らの経験上、この後嫌な事が起こりそうだと察し落ち込むゼロムであった。

なぎ「ていうか、他人の家の庭で爆発物何か扱うなっ!?」
マリア「そうです。…片付けが大変じゃないですか…?」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.75 )
日時: 2009/11/01 21:45:40
名前: ハイパーカイザー

ソウル「片付けの問題ではないと思うが・・・」

マリアの言動に突っ込むソウルであった。





スカイ「・・・今のはプリニーの爆発か?・・・もう聞くまいとは思っていたが・・・」

冷や汗をかきつつ、スカイは爆発音のしたほうへ走っていった。
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.76 )
日時: 2009/11/02 00:16:31
名前: カイナ

レオ「爵位持ちの悪魔……どっかで聞いたことあるような気がするが……忘れたからいいか。それより名乗ってもらったなら返すのが礼儀、俺の名はレオ。さてと、何の目的でここに来たのかとか色々聞きたい事があるし、悪いがついてきてくれるか?」
フィアリス「お断りします。と返したら?」
レオ「……女の子に武器向けるのは基本的に趣味じゃないんだが……力ずくで拘束させてもらう」

レオの問いにフィアリスはくすりと笑みを浮かべて返し、その言葉にレオは右手に剣を具現化し、軽く握りながら返す。それと同時にフィアリスがプリニーに指示するように声を出した。

フィアリス「行きなさい!プリニー!」
プリニー「やっぱそうなるッスよね〜」

フィアリスの言葉にプリニーが数体諦めたように突進するがレオはそれを後ろに飛んで簡単にかわす。するとその背後から隙を狙ったかのように別のプリニーが迫っていた。

レオ「っと」

しかしレオはその突進を空中で身体を捻ってかわし、着地する。そこにさらにプリニーが突進してくるためレオは走り出すが、彼の後を追うようにプリニーが飛んでくるのを見ると思わず声を出した。

レオ「おいおい何だよお前ら、誘導ミサイルみたいな奴らだな」
プリニーA「まー、そうッスね〜」
プリニーB「諦めてオレらの突進くらうッス!」
プリニーC「オレらはもう諦めてるし……」

レオの言葉に上前後左右からプリニーがレオ目掛けて突進し、レオはしょうがないとばかりに足を止める。そしてプリニーがレオにぶつかり、大爆発を起こした。

フィアリス「やりましたわね」
レオ「誰をやったって?」

フィアリスがくすりと微笑みを浮かべてそう呟く。するとその背後から声が聞こえ、同時にフィアリスの腕を捻り上げた。

フィアリス「い、いたたた!な、何でですの!?」
レオ「空間翔転移、一言で言うと瞬間移動だ。さて、ちょっと来てもらうぞ。悪いようにはしないから安心しろ」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.77 )
日時: 2009/11/02 20:56:04
名前: ハイパーカイザー

スカイ「そいつが侵入者か?」

その声にレオが振り向くとスカイが立っていた。

レオ「・・・どうしてここに・・・?」
スカイ「気になったんでね。」

レオの疑問に簡単に答えると、スカイはフィアリスに目を向ける。

スカイ「それにしても、悪魔が何でここに?・・・・何が目的だ?」
フィアリス「それをあなた達に話すと思って?」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.78 )
日時: 2009/11/03 21:12:48
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ルイギ「おいおい、一体何の騒ぎ…つか、何だこの有り様は…!?」
テンバ「あらま〜、プリニー達の爆発で庭がもう酷い事になっとるわ…。そこのお嬢ちゃんが原因か?」

レオ「ああ。今取り押さえたところだ…ん?どうしたゼロム…顔が青いぞ?」

ゼロム「…ああ〜!!?あの時、森の中で僕の荷物を盗んだ悪魔!!」
フィアリス「あら♪ようやくお逢いできましたわ、剣士様。」

ルイギ「…何々?お前、あのお嬢ちゃんと顔見知り?」
ゼロム「…それに、そこに現れた野生の銃魔神に襲われて…その人達に僕の荷物を盗まれたんですよ!!」

フィアリス「それについては、ちゃんとお返ししましたわ?あなたが通る街道の真ん中に…」
ゼロム「でも、お金や食糧を半分も盗ってったじゃないか!?」

プリニー1「…そりゃあ、俺達も生活がかかってるっスからねぇ〜…。」
プリニー2「お嬢様は、あの[エトナ様]よりは金払いはいいんスけど、やはりプリニー使いが荒いっス…。」
プリニー3「…また、多くの仲間が犠牲になっちまったっス…。

ゼロムの言葉に淡々と、当たり前の様に応えるプリニー達。確かに彼等は罪を犯して死んだ者達の魂が入っており、その罪を償うために彼等は強い悪魔の下で働いている。魔界側のプリニーは重い罪を犯した者達が主で、低賃金の重労働で罪に伴う金額分お金を貯めれば贖罪が全うされ、赤い月の夜に彼等は転生する事が出来るのだ。

ルイギ「…あ〜…、何と言えばいいか…。ともかく、お前の目的についてだが…どうせ言わないつもりだろうから、俺の[サトリ・ブレイン]で…」
シェリー「っ!?…ルイギ…上!!」
ルイギ「んあ?」

シェリーの言葉に上を向くルイギ。その目に映ったのは…

真っ赤で、大きな火球だった。

ゴォオオ…ッ!!!

ルイギ「んなぁっ!!?でけえ火の玉ぁっ!!!」
テンバ「総員回避〜!!黒焦げになるで〜!!?」

ゴウエン「くははははっ♪まとめて焼き尽くすっ!!喰らいなぁ!!?」





そこから少し離れた木々の下。そこに一人の人物がいた。成熟した大人の女性だが、頭には動物の耳らしき物が見える。その身を包むのは黒のレザー素材の衣服。片手に持つのは二本の刀剣と銃器を備えた多様武器。

??「あらあら、いきなり攻撃かましちゃうなんて。せっかちねン♪まあ、一応[あたし達を黄泉帰らせてくれた]んだし…久しぶりに身体を動かしましょっか、ねっ♪」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.79 )
日時: 2009/11/03 22:45:45
名前: ていと

なんとなく参加したくなった、反省はしていない。

???「あいたっ!?」

突然、空から女性が降ってきた。
激しくたたきつけられ、思いっきり咳き込む。

???「あいたた・・・。ったくもう、女性を手荒に扱うもんじゃないよ・・・。で、ここどこ?」

はっきり言って、彼女はどう見ても異世界から来たという感じがありありだった。
まず服装がおかしい。
まるで、和装のような服に、赤い長髪。
そして何よりも違和感を発しているのは彼女の背中。
そこには、かなり巨大な鎌だった。
まるで、死神のような。

???「ったく・・・。せっかく、最近死者の数も安定して、死神の仕事も安定してたのに・・・。」

やれやれ、と女はため息をつく。

???「ま、いいか。ここは、たまにはこの円町も娯楽を楽しんだほうがいいかも」

そういって、歩き出す。

円町「さてと・・・。まずはここがどこなのか、情報収集っと」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.80 )
日時: 2009/11/04 16:27:48
名前: ハイパーカイザー

スカイ「ちっ、エレメンタル水!ウォーター!!」

スカイはすぐさま両手を火球に向け、水を発射するが・・・

ジャーーーーーー!!!!

スカイ「な!!??」

その火球に水が触れたとたん、蒸発してしまう。

ゴウエン「そんなちんけな水で俺の[獄炎弾]を消せると思うな!!!食らえ!!!!」

ゴウエンはそのまま火球・・・[獄炎弾]を投げつける。

ゼロム「スカイさん!!」
スカイ「ちっ![影踏み]!!!」

すでに遠くに退避していたぜロムの声と同時に、スカイは全力でその場を離れる。
直後・・・

ドカ−ーーーーン!!!!

スカイがいた場所に[獄炎弾]が命中し、周りに炎が上がる。

スカイ「くっ・・・!」
ソウル「大丈夫か!?」
スカイ「なんとか・・・それより・・・」

スカイが炎の中心に目をやると、そこにはゴウエンが立っていた。

スカイ「あいつ・・・かなり強い・・・!」
ルイギ「おまえ、いったい何なんだ!」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.81 )
日時: 2009/11/04 19:28:25
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ゴウエン「はっ、話す気なんざさらさらねえ!!…それより、てめえらか…?俺らが送り込んだ兵隊をぶっ倒したのは…」

ゼロム「兵隊?…まさか…!!?」
ルイギ「ヴィルワースの首都に現れた、あの一つ目野郎とその部下の事か…。で、てめえはそいつらの幹部ってトコか?いきなしでっけえ火の玉ぶつけてきやがって…」

テンバ「ん〜、何か変な魔力を感じるで…。何や魔導具とかを身に付けとるんやないか?」

ゴウエン「それを知る前に、てめえらは俺の焔で消し炭になるんだぜ?それとも、こいつらに殺られてえか…?」

彼のその言葉を合図に、森の方から数匹の獣が現れた。顔には仮面をかぶっているがイタチと思われる。しかし、前脚の爪が異様な形をしているのと身体が宙に浮いている事を除けば…

ルイギ「…こいつらは、鎌鼬!?」
テンバ「…あ〜、何やゼロム坊ちゃんやないけどすんごい嫌な予感が…」

ゴウエン「さあて、まずは小手調べだ…。てえめらが俺と戦り合うにふさわしい奴らか、見極めてやる!!」

レオ「やるしか、ないか…。」

ゼロム「…はい、それしかありません…!!」
ラキウス「巻き込む形ですが、少しでも戦力がいるので…」

フィアリス「分かりました…。仕方ありませんわね?プリニー達。私の武器を…」
プリニー1「アイアイサー!!少し待って下さいっス!!」

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