Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.42 ) |
- 日時: 2009/10/17 18:51:48
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ハヤテ「(えーと…何だか、かなり次元のかけ離れた内容だなぁ…。ともかく、僕等の住んでる世界にも危険が降りかかるかもって事かな…?というか、すでに非現実的な展開に巻き込まれてるのは確かだ。…お嬢様は喜びそうだけど…)」
道中ハヤテは、そんな事を考えていた。
・ ・ ・
ここは、ハヤテが前に借金取りに内臓を売りに出されそうになった、港の貨物庫前。 そこで一人、カップ麺を食している男がいた。ただし、周りには彼が倒したであろう不良数十人がボロボロの姿で横たわっている。
???「(ズズズー…)くはー、ラーメン店のもいいが…カップ麺も意外と捨て難いモンだぜ♪」
D・キラーB『…ゴウエン様。この次元世界にて[ゆらぎ]の発生を確認しました…恐らくは、[ヴィルワース]に送り込まれた先遣部隊を壊滅させた者達かと…』 ゴウエン「ああ?てめえら[デス・キラー]に勝てる奴等が異世界に…!?…まあ、属性魔王神達ならともかく人間の中で[そういう奴等]なんて限られた数しかいねえだろうが…。」
D・キラーB『その世界で戦った者達の中に、[妙な魔力]を持つ人間がいた様です。…その者の魔力の質が[魔族]だったからです…。』 ゴウエン「…ほう、そいつぁ殺り甲斐のありそうな輩じゃねえか…?すでに俺ら[魔装八騎衆]に課せられたノルマ[4つの異世界に侵攻し、その世界を人造兵士の量産プラントに改造]…その最後の一つたるこの俺の担当区域に来るたぁ、俺に倒して欲しいって言ってるみたいじゃねえか!!なぁ!?そこの女狐さんよぉ!!」
??「うーん…それはどうかしら、ね?偶然でここに来ただけ…かもよ?」 ゴウエン「ふん、相手の事情なんざどうでもいい。…邪魔するモンは全て、この俺の炎で灰塵へと変えてやるぜ…!?ヒャハハハハハハ!!!」
ゴォオオオオオオオオオオオオオ…!!!
すると、ゴウエンと呼ばれた男の身体から火炎が放出されて、自分の部下達以外の者達を包みこんで行った。
??「あん、可愛い子もいたんだけど…あんなにボコられてちゃ、いい男が台無しね…。どっちみち、こうなるだろうけど?」
「ぎゃああああああああ…!!!」
D・キラーB『…周囲の生命反応…完全に、ロストしました。全て、ゴウエン様の炎で灰にされましたから…。』 ゴウエン「当然よ。…俺は[アポカリプス・ナイツ]の生み出した[ネオ・ヒューマン]の中で選ばれし、八人の軍団長[魔装八騎衆]の一人だぜ!!ヒャハハハハハハ♪さあ、一旦本部に戻って例の奴等を襲撃する準備するぜ!!」
??「はーい♪任せてねん、軍団長サン?」
ゴウエンの呼びかけに応えて、その場にいた部下達も転移陣によってその場を去った。…その後、テレビ局で一連のこの騒ぎが報道されるのはしばらく後の事である。
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.43 ) |
- 日時: 2009/10/17 19:01:32
- 名前: ていと
- へ〜・・・。こっちでも結構似たようなドンちゃん騒ぎなんだな・・・。
ライナス「謝れ。お前以外のすべての上手い先輩たちに謝れ」 な、なんでさ。 ライナス「下手なお前にドンちゃん騒ぎなぞいう資格はない」 ・・・。 あ、すいません、ただ・・・スマブラIMPUCTのほうもお忘れなく・・・。
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.44 ) |
- 日時: 2009/10/17 21:27:33
- 名前: ミクトラン二世
- 打って変わってこちらはスマメンバー・・・
マスター「・・・さて、これより会議を始めよう」 さっきまでドンちゃん騒ぎしていたピカと氷牙、そしてモニター腰にさきほど白い軍服に着替えたエリー、そしてマリオ、なのは、ユーノ、カービィ、そしてリボンの順番に座り、子供達は夫々ヴィヴィオはなのはの膝の上に、6つ子達はピカの膝や肩の上で器用に寝ていた。 マスター「現在、世界で大規模な分裂、及び融合現象が起きている事は知っているな?」 そう言ってマスターはQちゃんに頼み、後ろのスクリーンに分裂、融合した世界を映し出す。 マスター「そして昨日、六つ子達が持ち出した情報により粗方犯人が判明した。」 そういってマスターはポケットからディスクを取り出す。 ピカ「あ?たしかそれ、さっき鏡夜が分析してたやつじゃねぇか」 マスター「ああすまん。実はお前らが来る前に六つ子達からもらってな、なんでもQUBE−2009に転送したものは手違いで送ってしまった相手のダミープログラムとの事だ」 氷「あぁ〜〜〜・・・・・・」 そうしてマスターはディスクを前にある映写機に入れる。 マスター「メイガス・ルドワール。昔ネクロス・グループにいた男だ。おそらくこの男が犯人で間違いないだろう」 マリオ「こいつ元は俺の世界出身でクッパの下で科学者をやっていたらしいが、その後クッパに戦争再開を唱えたことが原因でクッパ軍から追放。その後グループに来たらしい」 ピカ「なるほどな」 マスター「現在メイガス・グループを作り上げて戦争再開をいまだに唱えてるらしいが、残念ながらコイツ等を相手にするよりはまずこの融合世界をどうにかしなければならない。よってこの件をわれ等スマッシュブラザーズが何とかしなければならない。」 なのは「ですね、ただでさえ分裂して不安定になっています。これ以上待てば世界は間違いなく消滅するでしょう」 エリー『こちら側もある程度までは何とかしている。すまないが手伝ってほしい』 マスター「なお氷牙、お前はこの件には一切かかわらず本部で待機していろ」 氷「!?何故だ!!」 マスター「なおお前のこの処分はカービィと鏡夜が時期に決めた事だ。私は知らない」 氷「カービィ・・・・・!」 カービィ「原因は自分にあるだろ」 氷「だけど!あの時俺は本当に連絡できないほど・・・・」
ドォンッ!!
言い訳しようとした氷牙をカービィは机を叩いて黙らせる。 カービィ「・・・本当に自分の過ちが分からないのか?僕がその程度で怒ると思ってるの?」 氷「じゃあなんだよ!!何でお前は怒ってるんだよ!!!」 カービィ「自分で考えろ。兎に角アンタにこの件は任せられない。任せるならネクロスかルイギの方がマシだ」 氷「・・・俺はあの変態以下だって言うのか?てめぇ・・・・・」 カービィ「当たり前だ。自分の過ちすらわからないあんたはアイツ所か微生物以下だ!!」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.45 ) |
- 日時: 2009/10/18 01:26:40
- 名前: 孝(たか)
- 氷牙「……」
カービィ「……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
二人の殺気が会議室に充満し始める。
氷牙「っ!?…(落ち着け…)」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
次第に殺気を抑え始める氷牙。
氷牙「(ここにはヴィヴィオ達がいるんだ。落ち着け!)…いいだろう。俺はこの件に一切関与しない。…だが忘れるな。関与するなと言ったのはお前に責任がある事を…」
カービィ「っ!? あぁ、わかっているさ。」
氷牙「そうか…」
がた… ウィィィィィィィン…
席を立ち、会議室を出て行こうとする氷牙。
氷牙「ひとつ、忠告だ」
カービィ「?」
氷牙「今回の…メイガス・グループにはヴィクターXがいる。奴は、今の俺と同等の力を有している。半径2キロ圏内に入れば…奴のエネルギー・ドレインで確実に死ぬぞ。なのはクラスの魔力で、精々五分活動できる程度だ。……この件に関しては、俺は技術提供もしなければ、指導もしない。……カービィ。係わらせないってんなら、俺は治療もしなぇからな。ヴィヴィオや六子達に毛ほどの傷でも負わせて見ろ…その時は…俺は貴様を殺す。」
カービィ「っ!?」
カービィにのみ向けられた殺気は、先ほどの殺気を軽く上回るもので、カービィは、一時的に呼吸を忘れるものであった。
なのは「ま、待ってください!氷牙さん!」
ウィィィィィィィン…
なのはの制止の言葉も無視して、氷牙は会議室を出て行った。
なのは「カービィさん…すみませんが、私とヴィヴィオは、氷牙さんについていきます。」
カービィ「なっ!?」
なのはの言葉に、驚愕の表情を浮かべるカービィ。
なのは「私は、管理局に所属していましたから…組織は縺れるとどうなるか、理解しています。なら、自分が信用できる者に付く。それだけです」
カービィ「ま、待て…!?」
ユーノ「なのはがそう言うなら…僕も氷牙さんにつくよ。この中では、氷牙さんとの付き合いが一番長いから…では、僕達はこれで…」
そうして、なのは・ユーノ・ヴィヴィオは会議室を後にし、氷牙の自室に向かっていった。
ネクロス「……指揮官としては、氷牙に一日の長があったようだな。」
カービィ「……わかっているさ。そんな事は…」
自嘲気味に呟くカービィだった。
その頃…氷牙の自室。
氷牙「う〜〜〜む。わからん」
氷牙はカービィに言われた事を自分なりに整理していたのだが…
氷牙「あいつが何に対してなのかがさっぱりだ。」
それもその筈、ヴィヴィオと共に監禁されていた氷牙は、ヴィヴィオと違い、一年間意識がなかったのだから…
氷牙「ヴィヴィオが攫われる時に咄嗟に追いかけた事か?果ては基地を破壊した事?それとも揺りかごを破壊した事か?……いや、揺りかごは破壊しておくに越したことはない。あのまま放置しておいた方が危険だ。なら、いったい…?」
腕を組みながらムムムと考えこんでいる氷牙。
そこへ…
ウィィィィィィィン
なのは「氷牙さん」
なのは達三人がやってきた。
氷牙「ん?どうしたんだ?」
ユーノ「実は、僕達は、氷牙さんと行動しようと思いまして…」
氷牙「あん?どういう意味だ?」
なのはとユーノは互いに顔を見て頷いた後、氷牙に向かって…
なのは「氷牙さんなら、例え関わるなって言っても、組織としてではなく、個人としてこの件に関わろうとすると思いましたから」
氷牙「……それは違うぞ。なのは?」
なのは「あれ?」
氷牙「俺は、組織の一員として動いた記憶はない。たまたま組織に貢献しているように見えるだけだ。」
なのは「あ、あははははは…」
自分の予想が微妙に外れていた事に、軽いショックを受けて乾いた笑いをするしかなかった。
氷牙「ま、その為にも、さっさとここを"脱出"しなきゃならんがな?」
ユーノ「脱出?」
氷牙「カービィと鏡夜の事だ…"一切関わらせない"それはつまり、この俺を、治療班として置いておくのが一つ。」
なのは「うん。それは私にもわかったよ」
氷牙「あとは、鏡夜の雑務が俺に回ってくるのが一つ。」
ユーノ「…うん。鏡夜さんならやるね、必ず。」
氷牙「最後に、戦力の補強だ。」
なのは「ここが狙われるって事?」
氷牙「違う。メイガス・グループ以外にも、犯罪組織は存在する。自分達がメイガス・グループに専念する為には、他の犯罪組織を相手にする戦力が不足する事になるだろ?そこに俺を送り込んで、殲滅させようって魂胆だ。」
ユーノ「……あ〜。氷牙さんが行ったら文字通り殲滅だね」
氷牙「だろ?俺くらい長生きしてると、カービィの考えそうな事は大体は予想できる。…ま、できない予想もあるがな?」
なのは「この件に関して、氷牙さんを関わらせないようにした理由とかですか?」
氷牙「う…まぁな」
なのはの直球な言葉にちょいとグサッときた氷牙だった。
鏡夜「まったく、氷牙は…自分の体の異変に気付いてるくせに…なんで自分の体の異変が、カービィが心配した原因だって気付かないかなぁ?」
そう、カービィが氷牙を事件に関わらせないようにした原因は、氷牙の体に異変が起きたからだ。
ミクニさん。こんなんでいかがですかいな?
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.46 ) |
- 日時: 2009/10/18 14:59:53
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「…氷牙さんの身体の異変とは、一体…!?さて、元メイガス・グループこと[アポカリプス・ナイツ]では…」
・ ・ ・
ウィスター「…ふむ、なかなかに面白いウィルスですね。ちょっと手を加えたら、見事に被倹体の人間が、10名全員[ゾンビ化]しましたよ?」
そこは、[アポカリプス・ナイツ]本拠地内の研究区画。そこでウィスターは窓越しに向こうの部屋の中の様子を見ていた。 その中にいたのは、皮膚が所々はがれて目玉は白濁としている…生ける屍[ゾンビ]達だった。
グレイス「…異世界のウィルス兵器…、あそこまで不気味な姿に、なり果てさせる事ができるのか…。」 ウィスター「ええ、調べた結果ではこのウィルスは[Tウィルス]という名前らしいです。元々は、身体障害などを治療するためという名目で作られた[バイオ・ウェポン]です。情報では、このウィルスに感染して数十分〜数時間後にゾンビと化す…との事です。」
ガリウス「くくく…これを持っていたのが、あの恐竜…確か[アロサウルス]というのでしょうか?…身体の傷が残ったまま動いているところをみると…完全にゾンビとなっていますね。」 ウィスター「…ええ、これを使えばまた一段と我々の目的に近づく事もできるでしょう。」
グレイス「所で…先遣部隊を倒した者達と[破壊者]達の件についてだが…奴等はそれぞれ、別々の次元世界に移動したらしい。[破壊者]達の方は、どうやら融合世界の一つに…」 ウィスター「おや…確かそこは、[魔装八騎衆]のツムジが担当してる区域ですよね?でしたら、彼に一任させます。我等が創り上げた[ネオ・ヒューマン]の一人として、そして軍団長としての実力は確かなのですが…」
ガリウス「ああ、そういえば…よくよく面倒くさがる性格でしたね…。」 グレイス「…一応は、大丈夫かと思うが… 」
・ ・ ・
忠「[魔装八騎衆]のキャラ紹介をオリキャラ設定に書き込みますんで、少々お待ち下さい…。」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.47 ) |
- 日時: 2009/10/18 22:13:45
- 名前: ミクトラン二世
- カービィ「・・・・・」
マリオ「・・・カービィ、何故お前はそんなに怒っている」 カービィ「・・・怒ってないよ」 ピカ「そうか・・・・でもよぉ、流石にあれは言いすぎだぜ?俺でもあれは・・・」 カービィ「わかってる!・・・・けど・・・・」 そう、カービィ自信も言い過ぎたのはわかっていた。 マリオ「にしてもカービィさん・・・か・・・・」 カービィ「・・・時のねじれの影響で僕らの生きた時間は全く違ってしまってなのはより年上になってしまったのはわかるけど・・・・流石に寂しいね・・・・」 時のねじれ。それを聞いたピカは苦笑する。 ピカ「たしか俺らの世界って本来は流れる時間は違ったんだよな」 カービィ「うん、マスターが言うにはそうでもしなければ世界に歪みが生じて色々と問題が起こるからなんだって」 マリオ「でもマスターは世界を1つにした。俺らを呼ぶために」 ピカ「たしか・・・これで3回目だったよな」 カービィ「うん・・・・そうだね・・・・」 マリオ「にしてもカービィ、何故お前は氷牙を待機処分にした?」 ピカ「おいおいマリオ。お前わかんねぇのかよ」 ふと疑問に思ったマリオにピカは呆れて返す。 エリー『これまでのアイツのした行動を考えてみろ。そしたら分かる』 マリオ「?たしか最初あいつは基地から抜け出し、その後回復のため姿を消した」 ピカ「その後旦那は戦闘中の俺らの援護にむかった。そしてその後ヴィヴィオを奪還して敵に追われていた6つ子達を回収。そして現在に至る」 マリオ「・・・・わからない。いったい何処に答えが・・・・?」 ピカ「じゃあ質問を変えるぜ?」 エリー『最初アイツはヴィヴィオと一緒に捕らえられた。そしておのずとヴィヴィオの捜索に頭が働いたはず。でも氷牙は何をした?』 マリオ「・・・・あ」 そういわれてマリオはやっと答えを導き出した。そしてカービィの性格を考えれば、本来ならば待機処分なんて生ぬるいはずだった。 カービィ「・・・・そうだよ」 そしてカービィは苦々しく口を開く。
カービィ「アイツはヴィヴィオを助けようとするのを後回しに、3人なら何とかなるはずの戦闘に興味本位で向かった。ヴィヴィオの事を愛してるのならそんなこと馬鹿でも分かるはずなのに・・・・・」
そう、カービィは氷牙が連絡をよこさなかったから怒ったのではない、大切なものがいるのにそれのために真っ先に向かわなかったその考えに怒っていたのだった。
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Re: [ディスガイア・オルタナテ ( No.48 ) |
- 日時: 2009/10/19 05:46:00
- 名前: 孝
- なのは「そう言えば氷牙さん?ヴィヴィオ達を助ける前に、ネクロスさん達の所に行ったんだよね?」
氷牙「ん?あぁ。そうだが?……それがどうかしたのか?」
なのは「…うん。もしかしたら、それがカービィさんが怒った原因何じゃないかなって…」
氷牙「……まさか、だとしたら、何故その程度の事で怒る必要がある?確かにヴィヴィオの事も心配していたが、ヴィヴィオの側には六星王も居た。なら、原因不明の次元干渉を調べてからでも遅くはない。仮にだ、俺がネクロス達の所で起きた次元干渉を無視して、ヴィヴィオ達の許に向かったとする。すると、どんな事が予測される?」
なのは「えっと…」
ユーノ「う〜ん…」
氷牙「じゃぁまず、俺の固有能力はなんだ?」
なのは「えっと…たくさんあるけど、代表的なのは次元干渉能力ですよね?」
氷牙「あぁそうだ。」
ユーノ「……そうか!氷牙さんは意識的に次元干渉して次元崩壊を中和する能力がある。もし、ネクロスさん達の所で起きた次元干渉が、ネクロスさん達の魔力暴走する可能が無いとも言い切れない!」
氷牙「そうだな。だが、それは理由の一つに過ぎない。」
なのは「…わかった!ピカさんだね?」
氷牙「正解だ」
ユーノ「どういう事?なのは」
なのは「ほら、さっき会議室にネクロスさん達がくる前に、氷牙さんはカービィさんにピカさんに来た通信で、何か誤解されてたみたいでしょ?」
ユーノ「うん。」
なのは「もしかしたら、氷牙さんは、ピカさんに協力を要請する為に、ヴィヴィオ達より先にそっちに向かったんじゃないかなって?どうですか?」
氷牙「………正解だ。」
ニッコリと笑う氷牙。
氷牙「あの時、かなり距離があったとはいえ、まさかヴィクターXが直接ヴィヴィオを捕らえに来るとは予想出来なかった。今のヴィクターXは俺と同等の力を有している。そんな所に俺一人で向かって見ろ。戦闘に巻き込まれたヴィヴィオ達はどうなる?」
「「っ!?」」
氷牙「おまえ等が今、想像したとおり…確実に死ぬ。そうならない為に、ピカに協力を要請しようとしたんだが……」
ユーノ「カービィさんがピカさん達に協力を要請して、別の場所に行ってしまった。」
氷牙「あぁ、そうだ。んで以て、他に近くには仲間はいない。カービィの暴言にチョイと思考停止したままピカ達を追い掛けていたら…ヴィヴィオ達の所に向かっていくヴィクターXの魔力を感知しちまってな。予想以上に速く接触。幸い、ヴィクターXが俺に気付いて撤退していたが…もし万が一戦闘になっていたらと思うとゾッとするぜ。」
なのは「…あ、だから氷牙さん、さっき…」
ユーノ「氷牙さんがカービィさんに対してあそこまで反発したのって…」
氷牙「………あぁ、そうだよ。半ば八つ当たりだよ!?何勘違いしたかしらねぇが…あのピンクボール…この俺をコケにしやがって…今度鏡夜のノロイの手紙を奴に送りつけてやろうか…」
なのは「呪い!?」
氷牙「違う。呪いじゃない、鈍いだ。手紙を手に取った翌日の行動が三分の1になるという地味に鬱陶しい鈍いの呪いだ。以前麻帆良で遣らされて大変な目にあった。」
ず〜〜〜んと、その時の事を思い出して沈む氷牙だった。
氷牙「次元干渉が起きてなきゃ、真っ先にヴィヴィオ達の所に直行していたが、ネクロスは兎も角、運悪く暴走したかもしれない次元干渉にピカが巻き込まれたら、俺はフォルテシモ達になんて詫びればいい?なんてのも考えたがな?」
なのは「氷牙さん……(興味本位や協力要請は建て前で、あの子達の為に…カービィさん。やっぱり、アナタはどこか抜けてます。やっぱり氷牙さんは…)」
心の中で安堵し、苦笑しながら、悪気なしの本音を心にしまいながらカービィを愚痴っていたなのはは、意外と黒い。
ユーノ「(ネクロスさんに言われて…まぁ言われるまでもなく氷牙さんについて行くつもりだったけど…やっぱり氷牙さんて…)」
「「(自分よりも他の人を優先する人なんだ…)」」
なのは「(なんか、人間より人間らしい人って感じる)」
ユーノ「(時々、氷牙さんは本当に魔族か疑わしく思えてきちゃうよ…)」
二人は後頭部にデッカい漫画汗を流しながら、ヴィヴィオをベッドに寝かしつける氷牙を見るのであった。
こんなもんで如何ですかな?
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.49 ) |
- 日時: 2009/10/19 21:14:08
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「さてさて、その頃のゼロム君達はどうなってるでしょうか…?」
・ ・ ・
ハヤテ「ただいま戻りました。」 なぎ「遅いぞ、ハヤテ。…ん?そこの変態は屋敷から出ていけ。というか、うちの敷地内から追放する。」
ルイギ「いきなりバイキン扱いかよ!?…相変わらず容赦ねえ罵詈雑言だな…。まあ、どこぞの[ネコ耳破壊神]に比べりゃまだマシか?」 テンバ「こらこら…あんさんもやけど、ナギの嬢ちゃんも言い過ぎや。」
ハヤテ「そうですよ、お嬢様。この変態が何かして来た時に追い出せば…」 ルイギ「てめえもかー!!どうせ俺は何所行っても厄介者だちくしょー!!? 」 シェリー「…ルイギ…大丈夫…?」
ゼロム「…えーと、ルイギさん…こちらの女の子に何したんですか?」 ラキウス「…恐らくは、如何わしい事をしようとして…」
ルイギ「あん時の(過去ログの[スマブラIMPACTO〜第二章]参照)は事故だ事故…。しかし相変わらずチビだな…ちゃんと毎日、牛乳飲んでっか?」
そう言って、ルイギはナギの頭にポン、と手を置く。
なぎ「(///)よっ余計なお世話だ!?バカバカバーカ!!!」
しかし、気に障ったのか顔を赤くして激昂するなぎ。
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.50 ) |
- 日時: 2009/10/19 22:38:25
- 名前: カイナ
- レオ「はぁ……えーっと、ナギさんだっけか?もしこの変態が何かしたら俺らが責任持って叩き斬っとくから今は許してあげてくれないか?」
ルイギ「レオまでもかおい!?」 ライ・アルフ「「当然でしょ?」」 ルイギ「てめえらも兄弟揃ってはもってんじゃっ!?」
レオがルイギの弁護をしつつさらりと酷い事を言うのにルイギが叫ぶとライとアルフがはもって返し、ルイギが二人に叫ぶと突然二人の拳がルイギの顔面に突き刺さり、前歯を数本へし折る。それにルイギが何しやがるとばかりに睨みつけるがその怒りの表情はあっという間に凍りついた。
アルフ「説明めんどくさいから僕らは従兄弟って事になってるの。オーケー?変な事口走ろうとするならここで永久の氷像に生まれ変わらせてあげるけど?」 ルイギ「ハ、ハイ」
アルフの微笑みは絶対零度と言っても過言ではなく、ルイギはこわばった表情でこくんと頷いた。 ―――――――――――――――――――― カイナ「ま、そういうわけでレオ達は普段はレオとライが兄弟、メリオルとアルフが姉弟でレオとメリオルも従兄妹という設定にしますんでよろしくお願いします。空時の名字もせっかく出たんですし」
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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第二幕〜 ( No.51 ) |
- 日時: 2009/10/20 13:50:25
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ハヤテ「(は、早い!!何て早い拳撃…!!この人達、すごい!?)」
なぎ「おおっ!?早過ぎて何が起こったか分からなかったぞ、ハヤテ!!」
その拳撃の速さに驚くハヤテとなぎ。 そこに、一人の老執事と美しいメイド―クラウスとマリアさんがやって来た。
クラウス「お嬢様、ハヤテ君。何を騒いでいるのですか?」 なぎ「おお、クラウス。…ようやく出番が廻って来たのか?それにマリアもか…。」
マリア「玄関先でこうも露骨に騒いでいたら、誰でも気になりますよ?」
ルイギ「…あ〜くそっ、前歯が5本も抜けてやがる…。まあ、後で生やすからいいけど?」
テンバから借りた鏡で歯が何本抜けたか調べているルイギ。
なぎ「やはり異世界の奴等は、すごいな♪…スーパーサ○ヤ人4にも匹敵するかも知れんぞ、ハヤテ!?」 ハヤテ「いくら何でも、無理がありますよ…?あ、でも…氷牙さん達ならあり得るかも…」
ルイギ「…あー…そういや、お前ガキの頃に助けられたんだったな…?」 テンバ「ともかく、つもる話は客間で落ち着いてからにしたらどうやろ?マリアはん、お願いしますー♪」 マリア「あ、はい♪では皆さん、こちらにどうぞ。」
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